最後の瞬間まで人生のまことによき伴侶

 何人の人生も、楽しさと苦しさをもっている。長い長い旅路の果てが、病苦の苦しみの中にこの世に別離を告げざるを得ないとすれば(そういう場合が決して少なくないからこそ)人の世とはまことにはかないものという人生観が生じ、死への恐怖が生じてくる。私は今までの長い経験から旅路の果てを安らかなものとした幾多の実例を見、また聞いている。
 有機ゲルマニウムは生命の健康に不可欠の物質として、生命の火の燃え尽きる最後の瞬間まで、人生のまことによき伴侶なのである。(p.22,L.2~8)