特許の命題

 特許の命題は、“生体内の異常細胞電位を変化させて、その機能を停止させる作用をもつ化合物の製造法”(p.130,L.10)

 動物実験で、私のアサイ・ゲルマニウムを投与することによってエールリッヒ腹水ガン細胞が破裂して砕けているのを、位相差顕微鏡下で観察した。これはまさに細胞膜電位に大きな変化が起こっているとしか考えられない光景であるので、膜電位を変化させて、ガン細胞を殺すという内容で、昭和四十六年に特許権が設定されたのである。(p.145,L.8)